
第3日:2004.07.18(日)
今日の行程:ウィーン市内観光(市立公園・シェーンブルン宮殿・カーレンベルク・グリンツィング)(泊)
作成日:2004.11.07
早朝のブルク庭園 Burggarten〜市立公園 Stadtpark 5:20起床。今日も快晴だ。夕べ早く寝たので早く目が覚めた。外が徐々に明るくなってくる。朝食前にまこたが夕べ一人で行ったモーツァルト像とヨハン・シュトラウス像を見に行くことにする。昨日はだいぶ疲れたようだが今朝はねこたもまこママも元気になったようだ。今日はシェーンブルン宮殿に行く予定だけだからゆっくりできる。
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6:45にホテルを出発。日曜日の早朝とあってリンクを走る車はほとんどない。今朝もホテルの前から斜めにリンクを横切ってゲーテ像Goethedenkmalの前へ。みんなで写真を撮ってからブルク庭園に入る。昨日は夕暮れ時にも関わらず結構人がいたのだが、今朝は全然人影が無い。でも緑いっぱいの公園(左上の写真)を散歩するのはとても気持ちがいい。夕べと同じ道を歩いてモーツァルト像へ。
ちょうど市の清掃員が音楽をかけながら掃除をして水をやっているところだったが、すぐにいなくなってまた静かな公園に戻った。ちびたはシロツメクサの白い花を見ると芝生の中に入って行って花摘みをしてしまう(右上の写真)・・・。モーツァルト像前の門は今朝はまだ開いていなかったので新王宮わきの門から外に出る。
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リンクを渡ってブルクリンクBurgring停留所に行く。夕べはすぐに来たトラムだが、日曜日の朝とあって運転間隔が開いている。10分ほど待って2系統のトラムに乗ると車内もガラガラで貸切状態だった(左上の写真)。途中で乗り降りする人もなくヴァイブルクガッセWeihburggasseでトラムを下りる(右上の写真)。
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市立公園に入ると、夕べはあちらこちらに観光客のかたまりがいたのに今朝は人影が無い。花時計の前のベンチもカラッポだ(左上の写真)。花時計の前でみんなで写真を撮る。その先にあるヨハン・シュトラウス像(右上の写真)も夕べは写真を撮るのに順番待ちだったが、今朝は独り占めだ。代わる代わる4人でたくさん写真を撮った。
夕べは暗くなっていたのでヨハン・シュトラウス像の写真を撮ってすぐに引き返してしまったが、今朝は少し公園内を歩いてみる。市立公園は1862年に造られたイギリス庭園で、ウィーン市民の憩いの場になっている。
ヨハン・シュトラウス像のところから左手に歩いていくと花に囲まれたドナウの少女Donauweibchenという噴水がある。そばにある小さな東屋では寝ている人がいてちょっと危ない雰囲気・・・。さらに先へ進むと池が見えてくる。このあたりがリンクに沿って横長の市立公園の真ん中だ。右手に行くと橋が架っていて、下をウィーン川Wienflußが流れている。橋の上からは右手にインターコンチネンタル、左手にヴィエナヒルトンの大きなホテルが見える。
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引き返して池に沿って歩くと左手にオーストリア生まれの19世紀の作曲家アントン・ブルックナーAnton Bruckner像がある(左上の写真)。池のそばにある時計塔のところで池から離れて公園の入口の方に戻る。グラーツ生まれでウィーンに住んでいた作曲家ロベルト・シュトルツRobert Stolzの像とザルツブルク出身の画家ハンス・マカルトHans Makartの像の間を歩いていく。
大きな木々の間を歩いていく。とても都会の真ん中とは思えないほどの静けさと緑の匂いに溢れている。左手に小さなペンギン達の泉があって、その先に花時計が見えてくる(右上の写真)。ねこたと一緒にちびたがペンギンに触りに行って、泉の周りを一周して戻ってきた。
リンクを渡ってヴァイブルクガッセから1系統のトラムに乗る。帰りのトラムもガラガラで数人のお客しか乗っていなかった。ケルントナーリンク・オーパーでトラムを下りて7:43にホテルに戻る。
地下鉄に乗ってシェーンブルン宮殿へ 7:50に3階の朝食堂に行って朝食を食べる。昨日のおじいさんとおばあさんもいたので挨拶する。他に日本人の男性3人組もいた。8:45に部屋に戻って準備をして9:20に出かける。
ホテルを出てリンク沿いに歩いてケルントナーリンク・オーパーの停留所の先を右に曲がると少し先に地下鉄UバーンU-Bahnのカールスプラッツ(広場)駅Karlsplatzの入口が見えてくる。カールスプラッツ駅はUバーンのう1,2,4号線が交差しているが、階段を下りていくと路線毎に色分けされていて、シェーンブルンに向かうU4号線は黄緑色で乗り場が案内されている。エスカレータでさらに下りていくとホームがあった。
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ホームに下りるとすぐにヒュッテルドルフHütteldorf行きの電車がやってきた(左上の写真)。シェーンブルン駅はここからヒュッテルドルフ方向に6つ目の駅だ。行き先を確かめて乗り込むと幸い空いていたのでボックス席に座ることができた。
はじめは地下を走っているが、2つ目のピルグラムガッセ(小路)Pilgramgasseの手前からは右手のウィーン川の流れに沿って地上より一段下がった半地下のような川岸を走る。川の流れに沿って右に左に緩やかにカーブを繰り返しながら途中駅に停まっていく。
シェーンブルンSchönbrunn駅(右上の写真)も同様で、電車を下りてエレベータで地上階に上る。ベビーカーなのでエレベーターが完備されているのは大変助かる。この辺は日本の交通機関とは大違いだ。
案内板にしたがって外へ出て、大きな駐車場と運動場の間を歩いていくとシェーンブルンナー・シュロス通りSchönbrunner Schloßstraßeに突き当たる。横断歩道を渡って壁沿いに右手に進むと2本の高い柱が立つシェーンブルン宮殿の正面入口の前に出てくる。
シェーンブルン宮殿 Schloß Schönbrunnその1 正門前には次から次へどんどんと人が集まってくる(左下の写真)。正門を入ったのはいいが、入場券売り場がわからない・・・。左手にはインフォメーションがあるがチケットは売っていないようだ。正門の脇にガードマンがいたので聞いてみると正面左手の入口の中だと教えてくれた。
正門前の広場では大型トラックが何台か来ていて舞台の設営をしているところだった(右下の写真)。
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シェーンブルン宮殿の名前はマティアス皇帝が狩の際に森の中に見つけた美しい泉に由来している。トルコ戦争で破壊されたあと、17世紀後半に皇帝レオポルトT世が建築家フィーッシャー・フォン・エアラッハに建てさせたのが今の建物で、ベルサイユ宮殿を意識した大規模な建物になっている。ハプスブルク家の富と繁栄の象徴であるこの大宮殿はハプスブルク家の夏の離宮としてマリア・テレジアやマリーアントワネット、フランツ・ヨーゼフ皇帝など歴史上に名を残した人々の代々の住処だった。
噴水の脇を通って正面左手にある入口に行くとすでに行列ができていた(左下の写真)。行列の後ろに並ぶ。建物の中にはわりとすぐに入れたのだが、そのあとがなかなか進まない。あんまり列が進まないので途中でまこママに見に行ってもらうが、どうも一人一人に時間がかかっているようだ・・。
待っている間にガイドブックを買ったりして、ようやくもう少しで順番が来るところでチケット売り場の窓口が一つ閉められてしまった。少し離れた違う窓口に行けと言う。うちが並んでいた列が一斉に動く。このおかげで列が崩れて順番無視で我先にとみんなが窓口に殺到してしまった。こうなったら多少強引に進んでいかないといつまでたっても切符は買えない。前の人が切符を買い終わる瞬間を狙ってウィーンカードとクレジットカードを差し出しすと、周りからも同時にお札を握った手が何本か出てきた・・・。窓口係りがまこたと目が合ったので運良く?チケットが買えた。並んでから30分くらいかかった。
シェーンブルン宮殿の見学チケットには何種類かあって、見学できる部屋数によってグランドツアーとインペリアルツアーの2種類のチケットがあり、さらに庭園やグロリエッテの入場券がセットになったシェーンブルンパス・クラシックとさらに動物園や温室などが付いたシェーンブルンパス・ゴールドがある。うちは宮殿のあとグロリエッテに行きたいのでシェーンブルン・パス・クラシックSchönbrunn Pass Classic(ウィーンカード割引でeuro13×3)を選んだ。
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入口Eingangの案内に従って長い通路を歩いていく(右上の写真)。係員がいるゲートを抜けて通路左手で日本語のオーディオガイド借りる。
ここも館内はカメラもビデオも撮影禁止なので残念だ。見学コースは西翼から始まる。ブルーの階段を上って2階に行くと「警護の間」から見学スタートだ。オーディオガイドの番号と部屋の番号が一致しているので部屋に入ったらその番号を押すとその部屋の案内が聞ける仕組みになっている。
フランツ・ヨーゼフ皇帝に謁見する人の控えの間であった「ビリヤードの間」、謁見する「胡桃の間」と続く。次の「フランツ・ヨーゼフの書斎」にはエリザベートのポートレートがかかっていて、フランツ・ヨーゼフはここで早朝5時から執務を行ったそうだ。次の「フランツ・ヨーゼフ皇帝の寝室」で1916年11月21日にフランツ・ヨーゼフ皇帝は86歳で亡くなった。さらに「西側テラスの小部屋」、エリザベートの書斎だった「階段の小部屋」と続く。「化粧室」の次は「フランツ・ヨーゼフとエリザベートの共同の寝室」で、ここで新婚当時ほんの数年使われただけのベッドが展示されている。次の「皇后のサロン」はもとはマリア・テレジアの部屋で、その次が「マリーアントワネットの部屋」で、皇帝一家の食事室が再現されている。「子供たちの部屋」、「朝食用の小部屋」、「黄色いサロン」、「バルコンの部屋」と続いて次の「鏡の間」が幼いモーツァルトがマリア・テレジアの前で御前演奏した部屋だ。
「大きなローザの間」、「第一小さなローザの間」、「第二小さなローザの間」「ランタンの間」と続いてシェーンブルン宮殿最大の部屋で豪華なシャンデリアに飾られた「大ギャラリー」へと案内される。長さ43m,幅10mのこの広い華やかな部屋で数々の舞踏会が開催された。中でも「会議踊る、されど会議は進まず。」と評されたナポレオン失脚の後の有名なウィーン会議の大宴会場にもなった。隣の「小ギャラリー」と両脇の小部屋を見て「馬車行列の間」、「セレモニーの間」と続く。「セレモニーの間」は結婚式などが行われ、マリア・テレジアの大きな肖像画が掛けられている。
ここまで見たところで係員にチケットを見せる。インペリアルツアーだとここで見学終了となるからだ。グランドツアーとシェーンブルンパスはここから東翼の皇帝フランツT世の部屋の見学が始まる。
「青の中国風サロン」は高価なライスペーパーの壁紙が見事で、「漆の間」は夫フランツT世が亡くなったあとマリア・テレジアが改装させた部屋でフランツT世の大きな肖像画が掛かっている。壁面に施された黒漆が金箔を一層引き立てて豪華に見せている。その次の「ナポレオンの部屋」はナポレオンがウィーンを占領したときに寝室として使用し、「磁器の間」は壁面全体が青と白の陶器で埋め尽くされてる。ここから「百万の間」、「ゴブランの間」、「ゾフィー大公妃の書斎」と豪華な部屋が続く。途中では窓から皇太子の庭園と呼ばれるバロック庭園が見える(左上の写真)。さらに「赤いサロン」、「テラスの小部屋」と続き、「豊かな部屋」には豪華なベッドが展示されている。フランツ・ヨーゼフ皇帝が生まれたのもこの部屋だ。最後に「フランツ・カールの書斎」、「狩りの間」を見て約1時間の見学が終わる。売店でお土産を買ってから外へ出たら11:30を過ぎていた。
シェーンブルン宮殿 Schloß Schönbrunnその2 ![]()
建物の外に出て、庭園に行こうと庭園の入口を探す。地図を見ると大きな宮殿の東側と西側にそれぞれ庭園の入口がある。東側の入口から入るために宮殿からマイドリンゲン門に続く道に出ると、左手にカフェがあって道端で飲み物とアイスを売っている。暑いのでアイスを買って木陰で食べる。アイスを食べていたら結婚式を終えたらしきカップルと一団がやってきた。黄色いミニトレインもやってきて、黄色が好きなちびたはそれを見て喜んでいた。
庭園に入り、予備庭園と皇太子の庭園の間の通路を歩いていく。暑いので通路の脇の木陰を選んで歩く(左上の写真)。やがて前方に大きな噴水が見えてくる。円形の水盤で(右上の写真)その先にはローマの廃墟と呼ばれる遺跡のようなものも見える。本当はこの先左手にシェーンブルンの名前の由来になったシェーナーブルンネン(美しい泉)があるのだが、このときは気付かずにここで右に曲がって庭園の中央部に向かってしまった。
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庭園の中央部にはパールテーレと呼ばれる花壇群が並び、きれいに手入れされた芝生の緑とのコントラストが美しい(左上の写真)。その奥にはマリア・テレジア・イエローの宮殿があるのだが、残念ながらここも修復中で中央部以外は覆いがかかっているのが恨めしい・・・。ちびたは広々とした庭園が嬉しいのかベビーカーを下りて走り回っている。この暑い中元気なヤツだ。
みんなで写真を撮りながらだんだん庭園の奥にあるネプチューンの噴水(右上の写真)に近づいていく。1776年に建造された大きな噴水で、中央にネプチューンや神話の神々の像がある。
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ネプチューンの噴水の脇から丘の上にあるグロリエッテへの上りが始まる。遠くからはそれほど高くは見えなかったのだが、実際に坂道を上っていくと結構シンドイ(左上の写真)。はじめは元気に上っていたちびたもすぐに「マ〜マ」と言いながら先を歩くねこたのところまで走っていったと思ったらしっかりベビーカーに収まった・・・。汗をかきながら上っていくとだんだん庭園全体とその向こうにウィーンの町並みが見えるようになってくる(右上の写真)。
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坂を上り詰めると目の前に池が見えてくる。池の向こうには宮殿と同じマリア・テレジア・イエローのグロリエッテが見える(左上の写真)。高さ20m,幅80mもあるグロリエッテは近づくとその大きさがよく分かる。振り返ると庭園の向こうの宮殿の全景とその向こうに広がるウィーンの市街が見渡せる(右上の写真)。
池の脇をぐるっと回ってグロリエッテに向かう。階段を上ってグロリエッテの中に入ると内部はカフェになっていた。後でここで食事をすることにして先に上に上ることにする。テーブルとカウンターの間を抜けて外の通路へ出るとここもカフェの席になっていた。通路の先にある小さなお土産物屋の前に屋上へ登る入口があった。ゲートにチケットを差し込んでゲートを抜けて薄暗い階段を上っていく。
屋上は全体が展望台になっているのだが、中央部分はさらに高くなっていて階段を上っていく。中央部分にある地球儀の上に乗った巨大な鷲の両脇からは宮殿を中心にしてウィーンの森からウィーン市街まで360°のパノラマを楽しむことができる(上の写真)。上の写真には写っていないが、真下の池の脇に黄色いパノラマ・トレインがやってきた。
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お昼の時間はだいぶ過ぎているのだが、ランチの後もそのまま休憩している人が多いのでグロリエッテのカフェは混んででいる。心地良い風が吹き抜ける外の日陰のテーブルは満席で席を立つ人の気配はない。中に戻ると家族連れがちょうど席を立つところだったのでそこに座る。
混んでいるのでウェイターも大忙しでなかなかやってこなかったがようやく目が合ってやってきた。アイスカフェを2つとビール(左上の写真)、それにヴルストとゼンメル(右上の写真)を2つ頼む。
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ゆっくり食べてトイレを済ませてから13:40にカフェを出る。まだまだ次々にお客がやってくるのでカフェは満席のままだ(左上の写真)。
外に出ると左手の停留所にまだパノラマ・トレインが停まっていた(右上の写真)。運転手に出発時間を聞くと14:00発だというので空いているところに乗り込む。出発前に係員が回ってきて料金(一人euro5)を払うと手にサインペンでマークをしていく。
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14:00過ぎにグロリエッテ前を出発。池とグロリエッテの間を抜けてマリア・テレジア門に向かって走っていく。門の手前で左に曲がって結構急な坂道を下っていく。途中で右に曲がってオベリスクのところに出てくる。そのあとはマイドリング門までまっすぐ走っていく。庭園の門をくぐり、マイドリング門のところで左に曲がったところにある停留所でパノラマ・トレインを降りる。降りてちびたがバイバイすると運転手やお客さんまでバイバイしてくれた(左上の写真)。
ちびたはパノラマ・トレインを見送るとすぐに庭園の脇に生えている雑草のところに行ってタンポポの花を摘んでいる。放っておくといつまでもそこにいるのでベビーカーに乗せてマイドリング門Meidling tor(右上の写真)から外へ出る。門の外のグリュンベルク通りGrünbergstraßeから左に曲がってシェーンブルンナー・シュロス通りSchönbrunner Schlossstraßeに入り、横断歩道を渡って地下鉄U4線のシェーンブルンSchönbrunn駅に戻る。
カールス・プラッツ Karlsplatz駅 シェーンブルン駅のホームに降りるとすぐに電車がやって来た。来るときよりも混んでいたがボックス席に座ることができた。カールスプラッツ駅で電車を降りて改札を出る。そのままホテルに戻ってもいいのだが、その前にカールスプラッツの駅舎を見に行くことにする。
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駅舎に近いレッセル公園に続く出口を出ようとすると、どう見ても危ない感じの人たちがあちこちでタムロしていて夜はとても一人では歩けない感じがする。目を合わせないようにしてとっとと通り過ぎて左手の坂道を上っていくと緑の屋根に白い壁の駅舎が見えてくる。
同じ形の駅舎が向かい合って建っていて、手前が地下鉄の駅舎で1階部分がオットー・ヴァーグナー・パヴィリオンOtto Wagner Pavillonになっている(左上の写真)。奥にあるほうはカフェ・オーットー・ヴァーグナーになっている(右上の写真)。
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後ろを振り返るとレッセル公園越しに2本の塔を持つカールス教会Karlskircheの青銅のドームが見えた(左上の写真)。カールスプラッツは地上もトラムのホームがいくつもあって何本もの線路が交差している。その間を抜けてケルントナー通りに向かう(右上の写真)。オペラ座の前でリングに戻って左に曲がって14:50にホテルに帰ってくる。
ウィーン〜カーレンベルク 部屋で一休みしてから16:05に出かける。今日はウィーン最後なので、夕食はウィーンの森の麓のグリンツィングにあるホイリゲに行こうと思う。天気も良くてまだ時間も早いので先にカーレンベルクの展望台に行くことにする。
16:11に車に乗って出発。オペルン小路からカールスプラッツを通ってケルントナー通りから左折してケルントナー・リングに入る。ホテルの前を通過して、左手に美術史美術館と自然史博物館を左手に、右手に新王宮を見ながら走る。国会議事堂の手前で大きく道なりに右に曲がる。国会議事堂は周囲を囲まれて改装中だ。さらに左手に市庁舎、右手にブルク劇場を見て大きなショッテン・トーアSchottentorの交差点を左折してヴェーリンガー通りWöhringer Straßeに入る。ちゃんと標識を見ていれば「ヘーエン通りHöhenstraße左折」の標識も出ていることにあとでビデオを見ていて気づいた。
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ヴェーリンガー通りから右折してヌスドルファー通りNußdorfer straßeに入る。通りにはグリンツィングに行く38系統のトラムの線路がある。ところどころにある停留所には路線番号が書かれているのでこれを見失わないように走っていけばグリンツィングににたどり着くことができる。デプリンガー・ギュルテル(ベルト)Döblinger Gürtelを突っ切ってから「グリンツィング左折」の標識に従って左折してビルロート通りBillrothstraßeに入る。
途中でトラムと一緒に左折(左上の写真)すると、途中から通りの名前がビルロート通りからグリンツィンガー・アレー(並木道)Grinzinger Alleeに変わる。両側にマロニエ並木が続く坂道を上っていく。正面の緑の山の上にはカーレンベルクの電波塔が見えている。
突き当りを左折するとそこがグリンツィングの中心部で、38系統のトラムの終点が左手にあった。道はコベンツル小路Cobenzlgasseと名前を変えて両側にカラフルな家が建ち並ぶグリンツィングの集落を抜けていく(右上の写真)。
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両側にはホイリゲやお店などが並んでいて、歩いている人も多い。一方通行になっているところの周辺に一番ホイリゲが集中しているようなので帰りに来よう。さらに進むと通りの両側には大きな木が並ぶ高級住宅街に入っていく(左上の写真)。
住宅街を抜けるとウィーン市街を出たことを示す標識があり、その先は急な山道になる。いくつかカーブを抜けるとヘーエン通りHöhenstraßeに突き当たるので右折してカーレンベルクを目指す。どんどん上っていくと頂上の電波塔が近づいてくる(右上の写真)。道が下りになり、大きく右にカーブすると前方に広大な駐車場が見えてくる。16:40カーレンベルクに到着、13.7km。
カーレンベルク Kahlenberg ![]()
何百台か停められそうな駐車場(左上の写真)を後にして展望台へ向かう。駐車場の端にはバス停と小さなおみやげ物屋兼カフェがあって、ちょうど38A系統のバスが停まっているところだった(右上の写真)。暑いのでバスの後部にあるハッチを開けてエンジンを冷やしていた。
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車を降りた人たちが歩いていく方向にはレストランらしきものがある(左上の写真)。左手にはクリーム色と白のツートンカラーの小さな教会もある。左上の写真の右手の斜面からは泉が湧き出していて、歩いている人たちが順番に喉を潤している。
レストラン入口の右手奥にある階段を上って屋上に出ると眼下に広がるブドウ畑の向こうにウィーンの市街やドナウ川が見える(右上の写真)。展望台の広さがあまりないので、景色を眺めるには先にいる人がどいてくれないといけない。ゆっくり眺めたい人には隣にあるカフェがオススメだ。1階のレストランにもテラス席がある。
それでもドナウ川からドナウタワー、プラーターの観覧車や旧市街のシュテファン寺院、ベルヴェデーレ宮殿フンダートヴァッサーのゴミ焼却場、それにさっき行ったシェーンブルン宮殿のグロリエッテなどが一望(上の写真)できる。大体の方向感覚があればほとんどが肉眼でも判別できるが、やっぱりカメラのズームなどを利用したほうがよく分かるだろう。
展望台を後にして、ちびたが泉の水を触って遊んでいる間に一人で教会に行くことにする。
クリーム色と白のツートンカラーの外壁の上に三角の青銅屋根が乗っかるこの可愛らしい教会(左の左の写真)の名前はカーレンベルク教会Kahlenberg kircheという名前だ。カーレンベルク教会は1629年に建てられた後、1683年に破壊されてその後再建された。入口脇の壁には法王ヨハネ・パウロU世のレリーフがあった。
中に入ると内部もクリーム色と白の二色に塗り分けられていて可愛いい感じだった(右上の写真)。説教壇を見ていたら係員らしい女性が入口のドアを閉めて鍵を掛けていた。17:00で教会を閉めるらしく、別なドアから外へ出るように促される。ゆっくり歩いて駐車場に戻って17:12に出発する。
カーレンベルク〜グリンツィング ![]()
来た道をグリンツィングまで戻る。ヘーエン通りHöhenstraßeを下っていくと、来るときよりも道の両側に路上駐車している車の台数が増えている。夏の日曜日の夕方を郊外で楽しむ人が多いためだが、さらに下っていくとパトカーが来ていて駐車禁止の取締りをしていた。
ヘーエン通りからコベンツル小路に入りウィーン市街に入る(左上の写真)。カーレンベルクからハイリンゲンシュタットの駅を結ぶ38A系統のバスが前を走っていた。
ところどころに停まっていくバスを抜くと住宅街が終わってグリンツィングの集落に入っていく。途中で一方通行になり教会を見ながら下っていく(右上の写真)。車を停めるところを探しながら走っていると、教会の手前で道が合流するところにできた三角地帯にある駐車場がちょうど1台分空いていたのでそこに車を停める。17:27到着、19.6km。
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車を降りようとしたらまこママにチャイルドシートのシートベルトをはずしてもらったちびたが後ろから運転席にやってきた。何をするのかと思ったら運転席に座ってハンドルを握って「ブー、ブー」って言いながら運転の真似をしている(左上の写真)。まこたのマネして車を運転したかったようだ・・・。
さてこの駐車場(右上の写真)、精算機がないので有料なのかどうかわからなかったが、周りの車を見てもフロントには駐車券も時間を表示する札も出ていない。ナンバーもチェコやオーストリアの他の都市のナンバーの車が多いので地元用でもないようだ。
グリンツィング Grinzing〜ホイリゲ Heurigeで夕食〜 ![]()
ホイリゲHeurigeとは毎年11月11日の聖マルティンの日に解禁されるその年の新酒のワインを飲ませてくれるワイン農家のことで、ここグリンツィングやドナウ川寄りのハイリンゲンシュタットなどの集落が有名だ。どこのホイリゲに入ろうかと考えたが、もともとグリンツィングだったら「ツム・マルティン・ゼップ」、ハイリンゲンシュタットだったらベートーヴェンゆかりの「マイヤー」を第一候補に考えていたが、駐車場の目の前にある新しそうなホイリゲには「ツム・マルティン・ゼップZum Martin Sepp」と書かれた緑色の看板が出ているではないか・・・(左上の写真)。ラッキー・・・。偶然にも最高の場所に車を停めることができた。
お店には「きのこ週間Schwammeri Wochen」と書かれた看板や「今地元のきのこありますJetzt gibt's Heimische Schwammel」とチョークで書かれた黒板も出ていた(右上の写真)。
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店の中にもテーブルはあるが、お客はみんな通路を抜けた先の中庭のテーブル席に着いている(左上の写真)。まだ夕食の時間には少し早いがそれでも結構お客がいる。真ん中の席に着くと真っ赤な民族衣装を着たウェイトレスがメニューを持ってやってきた。なかなか決まらないのでとりあえずグシュプリツターG'sprizterという白ワインを炭酸水で割ったものとミネラルウォーターを頼む。グシュプリツターは生ビールを入れるようなグラスで出てくる。口当たりが良くて飲みやすいので酔っ払ってしまいそうだ・・・。
ちびたが眠くなってきたらしく、とても機嫌が悪い。ねこたが持って来た大好きなオレンジジュースをあげても全然ダメでどうもおっぱいが欲しいようだ。ねこたがちびたをあやしている間に奥にあるカウンターに行って料理を取ってくる(右上の写真)。サラダやジャガイモ料理、クネーデル(左下の写真)などを自分で皿に盛ってからレジに行くと伝票を渡してくれる。会計は最後に飲み物と一緒にテーブルで支払うそうだ。
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席に戻るとちびたのご機嫌悪さは最高潮で、もうビービー泣きまくりなのでお店中の注目を集めていた・・・。あとから今日のスープTagessuppeを頼むとホワイトソースベースのきのこのスープ(右上の写真)でこれがとても美味しかった。スープをあげても、持っていたビスケットをあげてもぜんぜん泣き止まないので仕方ないくまわりから見えないようにしてねこたがちびたを抱っこしておっぱいをあげるとようやく大人しくなってくれた。
おっぱいをひとしきり飲んだらちびたは急にご機嫌が回復してテーブルの周りをぐるぐる回り始めた。次はきっとまた眠くなるのでとっとと食べることにする。先に食べ終えたまこたがお店の写真を撮っているとあとからちびたが付いてきてお店の中を走り回っていた。席に戻って会計(チップ込みでeuro35)を済ませてお店を後にする。
グリンツィング〜ホテル ![]()
車に戻って18:42に出発。帰りはグリンツィングのトラムの駅前(左上の写真)を通り過ぎて右折してグリンツィンガー・アレーに入り、すぐ次の交差点を左折して一方通行のグリンツィンガー通りGrinzinger Straßeに入る。もう一方の道と合流するとハイリンゲンシュタットで、右手に大きな聖ミヒャエル教会を見ながら進むとまもなくハイリンゲンシュテッター通りHeilingenstädter Straßeに突き当たる。本当はハイリンゲンシュタットの「ベートーヴェンの遺書の家」を外からでも見てみたかったが、後部座席のちびたが寝てしまったのでそのままホテルに帰ることにする。
右折してハイリンゲンシュテッター通りを走る。通りにはトラムが走っていて、途中の停留所にはD系統の表示があるので、トラムに沿って走っていけば道に迷わずにリンクに戻れそうだ。しばらくすると前方に金色のタマネギを乗せたごみ焼却場Müllverbrennunganlageの煙突が見えてくる(右上の写真)。芸術家のフンダートヴァッサーHundertwasserがデザインしたものだ。
U6号線のガードをくぐると左手には大きなフランツ・ヨーゼフ駅がある。トラムの線路に沿って道なりに進むとフランツ・ヨーゼフ駅の正面脇でアルザーバッハ通りAlserbach straßeに突き当たる。左折してトラムと分かれてドナウ運河に架かるフリーデンス(平和)橋Friedensbrückeを渡る手前を右折してドナウ運河を左手に見ながら走るとそのままフランツ・ヨーゼフ河岸通りFranz-Josefs-Kaiになる。
シュヴェーデン広場Schwedenplatzを右手に見てアスペルン橋Aspernbrückeで右折するとシュトゥーベン・リングStuben ringに入っていく。あとは一昨日空港から来た通りに走って19:13にホテルの前に到着した。30.4km。
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ちびたはすっかり元気になって、ねこたに手を引かれてピョンピョン飛び跳ねている。グリンツィングでデザートまでゆっくりできなかったのでホテルの並びにあるカフェ・アイーダAidaに行ってみる(左上の写真)。ここは朝から夜までいつでも地元の人と思われるお客が入っていた。店内のショーケースにはたくさんのケーキが並んでいて目移りしてしまう(右上の写真)が、4つ選んで(euro2.35×4)テイクアウトにする。
ホテルに戻るとフロントにいた優しそうなお兄さんが「グリンツィング」と言っている。はじめは何を言っているのかよく分からなかったが、話をよく聞いてみると、なんとお兄さんも同じホイリゲで食事をしていたそうで、ビービー泣き叫んでいた子連れの日本人客が実は自分が勤めるホテルのお客でびっくりしていたらしい。こっちもだ・・・。
19:13に部屋に戻って、買ってきたケーキをテーブルに広げる。ちびたが早速ケーキに手を伸ばしていた。ケーキを食べた後、順番にお風呂に入るのを待っていたらいつの間にか眠ってしまった。今日はねこたが洗濯をしてくれたようだ。最後にお風呂に入ってから明日の出発に備えて荷物を片付けて22:35に就寝。結構疲れた・・・。