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2003夏アルザスとスイスドライブの旅

第3日:2003.07.14(月)
今日の行程:コルマール→カイゼルスベルク→リクヴィル→ユナヴィル
        →ツェレンベルク→グリンデルワルト泊

作成日:2003.12.21


コルマールの朝
散歩に出かけようとしたら、ちょうどパン屋さんがやってきた。 6:20起床、今朝も快晴。今日も暑くなりそうだ・・・。
 まだねこたもちびたも眠っているようなので、起こさないように気をつけて部屋を出る。エレベータを使わずに階段で1階まで降りる。3階から1階に降りる階段には壁にタペストリや肖像画などが飾られていてとても歴史を感じさせる。
 ホテルの玄関を出ようとしたら、パン屋さんがやってきて焼きたてのクロワッサンがいっぱい入ったケースを運んでくるところだった(左の写真)。
 ホテルの門から右に出て、駐車場の隣の広場の角で右に曲がってテュルヌ通りRue Turenneに入る。運河に架かる橋の上で何枚か写真を撮っているとまたさっきのパン屋さんがやってきて、橋の先の路地の家にパンを運んでいく。そのままパン屋さんの後をついていって路地に並ぶ木組みの家を写真に撮ってから部屋に戻る。
 7:35から朝食。場所は夕べ食事をした1階のレストランを通り抜けたさらに奥にある、一部がオープンエアになったレストランで、すぐ脇に運河がある(左下の写真)。
運河に面した席で朝食。ちょっと寒い・・・。 よりどりみどりの朝食。
 まだ時間が早いせいかお客さんは誰もいない。運河に面した一番奥の席に着くと、スタッフがちびた用の椅子を持ってきてくれた。
 4ツ星ホテルの朝食とあって、ハムからチーズからシリアル、フルーツとなんでも揃っている(右上の写真)。このビュッフェの部屋は装飾も凝っていて、剥き出しの梁にはベックオフ用の陶器や、クグロフの型取り用の陶器などが飾ってある。
 食事をしているうちにねこたの調子がおかしくなってきた。さっきから「寒い」と言っていたが気持ちが悪そうだ・・・。鍵を持って上着を取りに行ったがしばらく待っても帰って来ない。ちびたもぐずり出したので、まこママにちびたを連れて様子を見に行ってもらう。どうも睡眠不足と疲れが出てしまったようだ。いつまでも一人で待っていてもしかたないので、8:40に荷物を持って部屋に戻る。
部屋の窓から見た朝のコルマールの町の様子。
 本当は今朝は夕べ見れなかったウンターリンデン美術館を見てからワイン街道を戻る予定だったが、このねこたの様子では仕方ない・・・。ちびたをまこママに見ていてもらって少しねこたを寝かせる。その間に部屋の窓から朝日を浴びたコルマールの町を写真に撮る(上の写真)。
 少し寝たらだいぶ良くなったらしいので、出かけることにして1階へ荷物を降ろす。9:45にチェックアウトする。

コルマール〜カイゼルスベルク
アルザスワイン街道の看板とブドウ畑。 荷物を車に積み込んで9:53出発。まずはコルマール市内を出ないといけない。駐車場を出て広場を抜けて昨日通ってきた道に出る。一方通行なので来た方向には曲がれない。そのまま通りを突っ切ると大きな公園の反対側の広い道(多分共和国大通りAvenue de la République)に出て右に曲がる。緑の多い広い公園にはストラスブールのグーテンベルク広場で見たのよりも少し大きいメリーゴーランドがあった。
 「全方向Toutes Directions」という標識に従って国鉄のガードをくぐると昨日走ってきた道になり、遠くに見える朝日を浴びるヴォージュ山脈に向かって走る。
 コルマール市内を抜けて、さらにコルマール市街の北西部を迂回する外周道路から、「ナンシー、カイゼルスベルク、N415号左折」の標識にしたがって左折してアンジェルアイムIngelsheimまでの準高速区間に入る。道路の両側にはブドウ畑が広がるようになる。
アメルシュヴィルのお城のようなカヴォー。 準高速が終わり、ロータリーでリクヴィル方向と分かれてカイゼルスベルク方向に直進する。ロータリーの少し先で路肩に車を停めて「アルザスワイン街道 Route des vins d'Alsace」の標識と一緒に周りの景色を撮る(左上の写真)。
 道は左手がなだらかな斜面、右手が平原になるがどちらも見渡す限りの一面のブドウ畑になる。
 遠くに教会の尖塔が見えてくるとワイン街道の集落アメルシュヴィルAmmerschwihrで、集落の中ほどにはお城のような丸い塔があった(左上の写真)。道路を挟んで入口の前には案内板が立っていて、建物はカヴォーCavauexになっていた。
駐車場近くの塔の上に巣を作っていたコウノトリ。 アメルシュヴィルの集落はどの家もみんなフランス国旗を掲げている。そういえばコルマールでもあちこちでフランス国旗を見た。そうだ、今日7月14日はフランス革命記念日だ!そうかそれで夕べは花火が上がったり、みんな遅くまで外出したりしていたんだ・・・。今頃気づくなんてちょっと間抜け・・・。
 アメルシュヴィルの集落を抜けるといよいよヴォージュ山脈が近づいてくる。山の南斜面は中腹までブドウ畑になっている。助手席でビデオを撮っているねこたはほぼ回復したそうでホッとする。
 いよいよ両側の山が迫ってくると前方右手に教会の塔と城跡が見えてきてカイゼルスベルクの集落に入っていく。
 駐車場へは標識に従っていったん集落を右手に見ながら通り越してから右折して入っていく。すると道路に面した見張り塔のようなボイラー塔Kessleturmの上にコウノトリの巣があるのが見えた。ちょうどコウノトリが3,4羽止まっているのが見えた(左上の写真)。道路の反対側は小学校で、その先を右折すると右手に広い駐車場があった。10:16到着、12.5kmq、25℃。

カイゼルスベルク Kaysersberg
 カイゼルスベルクは「皇帝の山」という意味で、その名の通り13世紀に建てられた城砦が背後の山の上から集落を見下ろしている。またノーベル平和賞受賞者で医師のアルベルト・シュヴァイツァー博士Albert Schweitzerの生まれ故郷としても有名だ。村にはシュヴァイツァー文化センターと生家がある。カイゼルスベルクは
ワイス川を渡って集落の中に入っていく。 仮装をした人たちと一緒に市庁舎へ向かって歩いていく。
 まずは駐車場から集落中心部へ向かう。道路のすぐ脇にはワイス川La Weissが流れている。右手に橋を見つけて、橋を渡って集落に入っていく(左上の写真)。
 リーダー将軍通りRue du Général-Riederに出て中心部に向かって歩いていくと、前にも後ろにもたくさんの仮装をした人たちが歩いている(右上の写真)。どうやらお祭りか何かあるようだ・・・。
カイゼルスベルクの市庁舎。1階が観光局。後ろはサント・クロワ教会。 市庁舎広場にはアルザスの民族衣装を纏った人々が集まっていた。
 通りの突き当りが市庁舎広場Place de la Mairieで、左手に市庁舎(左上の写真)がある。1604〜05年に建てられた市庁舎は1階が観光局になっている。早速町の地図とガイドをもらいに行く。カウンターのお姉さんは「日本人?」と言いながら町の観光ポイントが書かれたフランス語の地図と一緒に日本語訳が書かれたプリントもくれた。
 市庁舎広場には次から次へとプラカードを掲げた集団が集まってくる。それぞれ揃いのユニフォームを着たり、民族衣装を着たりした人々がグループごとにまとまっている(右上の写真)。何時にスタートするのかわからないが、パレードのスタートを待っている様子だった。
 市庁舎を後にして、13世紀に建てられたサント・クロワ教会Eglise Sainte-Croixを右に見ながら集落の奥へと続くド・ゴール将軍通りRue du Général-de-Gaulleを歩いていく。この通りがカイゼルスベルクのメインストリートで、通りに面してレストランやおみやげ物屋、そしてワイン屋さんなどが並んでいる。
コンスタンティン皇帝の噴水を中心に木組みの家が建ち並ぶ。 コンスタンティン皇帝の噴水とサント・クロワ教会。 教会の先はジャン・アッテル広場Place Jean-Ittelで、1521年に造られ、1745年に修復されたコンスタンティン皇帝の噴水Fontaine de l'empereur Constantinを中心に見事な木組みの家が並んでいてまるで絵の中にいるようだ(左上の写真)。写真の一番左に写っている家は16世紀に建てられたルヴェルトの家Maison Loewertだ。振り返ると、木組みの家々の中からサント・クロワ教会の青銅色の塔だけニョッキリと頭を出していた(右上の写真)。
ド・ゴール将軍通りのサント・クロワ教会の向かいにあるおみやげ物屋さん。 民族衣装を着た人形やアルザスのおみやげ物やハーブなどが所狭しと置かれていた。
 通りの左手にはアルザス地方の民芸品を売るおみやげ物さんがあって、レースやコウノトリの縫いぐるみなどが店先に飾ってある(左上の写真)。中に入ってみると、民族衣装を着た人形やハーブなどがところ狭しと置かれていた(右上の写真)。可愛らしい女の子の人形と布製の来年のカレンダーを買う。マダムにお金を払っているとブラスバンドの音が聞こえてきた。どうやらパレードが始まるらしい。
パレードの出発を待つ行列。先頭は騎馬警官。 とてもカラフルな家々。
 あわててお店を出て広場に戻ると、まだ行列は出発していなかった。行列の先頭は2頭の馬に跨った騎馬警官で、その後ろにブラスバンドの警官隊が並んでいた(左上の写真)。
 広場の隅で待っていると少しして行列が出発していった。広場に集まっていた大勢の見物客たちも行列と前後しながら歩いていく。うちも行列の邪魔をしないように集団の後を歩いていく。警官たちの次は斧を持った消防士たちが続いていった。通りの両側には木組みの家やカラフルできれいな家が建ち並んでいて(右上の写真)、それらを眺めながら行列についていく。
狭い通りに木組みの家が並ぶ。 可愛らしい民族衣装を着た人たちの行列。
 そのあとも色々続く行列と前後しながらだんだんと狭くなったド・ゴール通りを歩いていく(左上の写真)。ワイス川に架かる防御の橋Pont Fortifié(1514年建造)のところまで来ると、ちょうどアルザスの民族衣装を着た人たちのグループがやってきた(右上の写真)。道の両側でパレードを見物している人の間を縫って写真を撮りながら歩いていたら、橋のところでねこたやまこママとはぐれてしまった・・・。
防御の橋からワイス川沿いの家並みを眺める。 振り向くと橋の宿屋とその上に城砦の跡が見える。
 それでも防御の橋からワイス川の様子(左上の写真)を撮ったり、橋を渡って振り返って橋の宿屋Hostellerie du Pont(1600年建造)と丘の上の城砦跡(右上の写真)を撮ったりしていたらすぐに見つかった。
 橋のたもとにあるパン屋さんが開いていたのでペットボトルの水を買う。ちびたに持たせたらビショビショになりながらもなんとか飲んでいた。暑いから喉が渇いていたようだ。ちびたは今朝ご飯をほとんど食べていないので、パンと大きなペットボトルの水を2本買っておく。暑いので大人もすぐに喉が乾いてしまう。
カイゼルスベルクでも一番木組みが美しいワイン鑑定家の家。 カイゼルスベルクの旗を掲げていたレストラン。コウノトリも看板になっていた。
 パン屋さんの先には木組みのきれいな家がある(左上の写真)。アポリネ・オッフィンガー(ワイン鑑定家)の家Maison du gourmet Apollinaire Offingerで、1階はワイン屋さんになっていて、可愛らしい木組みの家のパッケージに入った2本組みのワインなどが売られている。
 ド・ゴール通りはさらに奥まで続いているが、行列もほとんど終わってしまい、この先はあとはシュヴァイツァー博士の記念館があるだけだ。本当は記念館も見ようかと思っていたのだが、ゆっくり見物していたので、予定時間を大幅にオーバーしている。今日はまだまだ先が長いので残念だが、ここで左に曲がってポティエ(陶工)通りRue des Potiersを駐車場に戻る。通りにはカイゼルスベルクの旗を掲げたレストラン(右上の写真)や、ワイン農家などがある。
屋根にコウノトリの巣があるボイラー塔。 ド・ゴール通りとは打って変わって観光客の姿も見えない静かなポティエ通りを抜けると先ほど車で通ったボイラー塔Kessleturmのところに出てくる(左の写真)。
 屋根の上には相変わらずコウノトリが羽を休めていた。そのまま川沿いに歩いて行くと駐車場に戻ってくる。車に戻るとフロントガラスに緑の紙が挟まっていた。オー・クニグスブール城の駐車場に停めた時もフロントガラスに色々なチラシが挟まっていたので、またチラシかな?と思ったら、なんとポリスって書いてあるじゃないか!!
 しまった有料駐車場だからお金を払ってチケットをフロントガラスの内側に置いておかなくてはいけなかったのにー!罰金はいくらだ?今日は祝日だから銀行やってないぞ・・・なんて考えながら緑の紙をよく読んだらそれは警告書だった・・・。
 とりあえず駐車場の隅に立っているチケット発券機に行って駐車料金のeuro2を払い、車に戻ってチケットに車のナンバーを書いて警告書と一緒に券売機の横に立つポストのような箱に入れる。中をのぞくと同じような紙がいっぱい入っていた・・・。良かった罰金じゃなくって・・・。ホッと胸をなでおろして11:31に出発する。

カイゼルスベルク〜リクヴィル
 駐車場からN415号線に出て、コルマールから来た道をアンジェルアイムIngelsheimまで戻る。アンジェルアイムのロータリーでリクヴィルの標識に従って左折してD10号線に入る。ワイン街道は両側一面のブドウ畑の中を走っている。
 小さなカーヴがあるベンヴィルBennwhirと次のミッテルヴィルMittelwhirの集落を過ぎるとロータリーがあり、目指すリクヴィルの集落はここで左折。ブドウ畑の間の道を進むとやがて前方に集落が見えてくる。
リクヴィルの集落の入口で。花の村の標識がある。 リクヴィルのドメーヌ、ドップフ社。ワイン街道沿いにはドメーヌがたくさんある。
 集落名の「リクヴィルRiquewihr」の標識の下には花の村の1つ星ならぬ1つ花とドイツのヴァイル・デア・シュタットWeil der Stadtと姉妹都市と書いてある(左上の写真)。集落手前のロータリーで左折すると右手にドッフ社Dopffのドメーヌがある(右上の写真)。右手前はドップフ社のブドウ畑が広がっている。
 ドップフ社を過ぎると右手に駐車場がある。11:49到着、26.0km、26.5℃。今度は忘れないうちに駐車チケット(euro2)を買ってフロントウィンドウの内側に置いておく。

リクヴィル Riquewhir
リクヴィルの市庁舎。旧市街への門の代わりになっている。 リクヴィルの集落のすぐそばまで迫るブドウ畑。
 ちびたを車から降ろしてベビーカーに乗せ、車の窓に日除けを作って車内の温度が上がらないようにしておく。準備ができてから出発。まずは駐車場から坂道を上って集落の入口にある市庁舎Hotel de Ville(左上の写真)。ちょうど12:00になるところだった。右手の斜面は全体がブドウ畑になっていて、集落のすぐそばまで迫っている(右上の写真)。
中世の家並みがそっくりそのまま残っている。 昔の井戸も今はレストランのオブジェに。
 市庁舎の門を一歩くぐると目の前には中世の家並みが並んでいる。それもそのはずで、ここリクヴィルは複雑な歴史を持つアルザスの中でも奇跡的に戦禍を免れているので、本当に中世からの町並みがそのまま残されている(左上の写真)からなのだ。
 すぐに左手にドッフ社Dopffのカーヴがあって、ワインの試飲ができるようになっている。その先青い壁のレストランの前には昔ながらの井戸があって、今はレストランのオブジェのようになっている(右上の写真)。
可愛らしいお店が並んでいる。 青い木組みのレストランの先に観光局がある。
 メインストリートのド・ゴール将軍通りRue du Genéral de Gaulleの坂道をゆっくりと上っていく。通りの両側にはパステルカラーの家や美しい木組みの家が並んでいて(左上の写真)、それぞれがお土産物屋さんや、ワインカーヴ、そしてレストランになっている。ちょうどお昼時なので、どこのレストランも観光客で込み合っている。
メインストリートの突き当たりにあるドルダーの塔。 そのまま通りを上っていくと、左手にきれいな青い木組みのレストランがあり、その先に黄色い壁の建物があり、そこが観光局になっている。中に入って「地図とガイドをくださいな」と言うと、近隣の町の地図が書かれた冊子とアルザスの簡単なパンフレットをくれた。
 ここがリクヴィルの中心部で、この観光局の周りが一番観光客が多い。観光局の上から左右に細い路地が延びているが、右手の路地の先にはプロテスタント教会Eglise Protestanteがあって、その向こうはもうブドウ畑が屋根の上の高さまで迫っている。
 その先も両側にワイン屋さんや小さなクグロフを焼いて売っているお店などがあり、1軒1軒見ていたらとても1日では見れないって感じ。ゆるやかに道が左にカーブすると坂の上に塔が見えてきた。ド・ゴール将軍通りの突き当たりにあるドルダーの塔Tour du Dolder (1291年建築)だ(左の写真)。
 このドルダーの塔のすぐ手前(下側)にはドイツ・ローテンブルクのケーテ・ヴォルファルトと同じように一年中クリスマス用品を売っている「フェリ・ドゥ・ノエルFeerie de Noel(クリスマスの妖精の国)」というお店(左下の写真)があった。塔の手前右手には噴水があって(右下の写真)、そこから右手に続く路地にも木組みの家が並んでいる。
ドルダーの塔の下にあるクリスマス用品の店「フェリ・ドゥ・ノエル」。 塔の手前にあった噴水。
 ドルダーの塔は内側(旧市街側)は木組みや窓もあり、美しいが、外側には上部に時計があるだけでとても殺風景だった。塔の両側には家が連なっているが、その外側城壁のようになっている。昔の城壁の名残だ。城壁の外側にも家が両側に並んでいて、その外側にもうひとつ門がある。
門の外から門とドルダーの塔を見る。 黄色い壁が目印の観光局の建物。
 落とし格子のある門をくぐると市外に出る。昔は堀があったようで、門には跳ね橋の跡が残っている(左上の写真)。門の上にはシャルパンチェ広場Place des Charpentiersがあって、ここも駐車場になっていた。
 ここで引き返して再び旧市街に入る。そろそろお腹も空いてきたので、どこかいいところが無いか探しながらド・ゴール将軍通りを下っていくと、すぐにさっきの観光局(右上の写真)のところまで戻ってきてしまった。この先左手にはアンシ美術館、さらには村を一周するプティ・トランにも乗ってみたいが、まずは食事が先だ。ちびたもお腹を空かせているようだ。
レストラン「レ・キュリー」の入口。 お客で込んでいたレストラン「レ・キュリー」。
 観光局から少し下った左側にタルトフランベーの看板と可愛いオヤジのお品書きが置いてあるレストラン(左上の写真)があった。覗いていたら家族連れが入っていったので、うちもつられて中に入る。
 お店の名前は「レ・キュリーl'Ecurie」で、中庭に面してテーブル席があるがお客で一杯だ(右上の写真)。入口から二番目のテーブルが空いていたのでお店のマダムと目が合うと、そこに座るように指差された。あとからわかったのだが、このお店の歴史は古く、「コウノトリの巣の家Au nid de Cigognes」として知られていて、1535年に建てられたらしい。中庭の井戸は1603年、ワイン圧搾機は1817年のものだそうだ。この中庭も「コウノトリの中庭Cour des Cigognes」というらしい。
 メニューを持ってきてくえたのはいいが、フランス語なので、さっぱり読めない。とりあえずミネラルウォーターとタルト・フランベーはすぐに頼めたが、サラダは色々あってよく分からない。隣のテーブルで食べていたシュークルートも美味しそうだ。
タルト・フランベー。ブドウ栽培者?のサラダ。アルザス風シュークルート。
 結果として頼んだのは左からフランベー・ナチュールFlambee Nature(euro7.50)、ブドウ栽培者のサラダSalade Vigneronne(euro8.00)、アルザス風シュークルートChoucroute Alsace(euro13.00)の三品。
 ちびたもタルト・フランベーやサラダのハムを美味しそうに食べている。雰囲気も良いので楽しく食事をしているうちに財布の中身が気になりだした。もうeuro20〜30しか手持ちが無い・・・。別にここはカードで支払いができると思うが、このあと何が欲しくなるか分からない。今晩はスイスなのでそれほどたくさんは要らないが、それでも少しは手持ちが欲しい。3人をテーブルに残して観光局に行って銀行の場所を聞いて銀行に行く。
 銀行は観光局の下手を左に入ったクーロンヌ通りRue de la Couronneに2軒あってすぐに見つかった。だが残念ながら2軒とも昼休みに入っていて扉には鍵が掛かっている。そのうちの一軒クレディ・ミュテュエルCredit MutuelのATMでキャッシングしていく。
 ゆっくりと食事をしていたのでもうすでに13:30を回っている。このあとワインセラーにも行ってみたいのでプティ・トランに乗って集落を一周するのはあきらめて車に戻る。車に戻ったところでまこママがトイレに行きたいと言ってまた旧市街に入っていった。一人では心配なのであとからねこたも付いていく。しばらくしてさっきのレストランで用を足して二人で帰ってきた。13:43に出発する。

ユナヴィル Hunawhir
 本当は昨日ゆっくり見学できなかったリボーヴィレに行きたいのだが、今日はスイス中部のグリンデルワルトまで行かなければならない。やっぱりアルザスだけでも最低3泊は必要だったとちょっぴり後悔・・・。
 とりあえず最低限行きたいところへ行くことにする。まずはいろいろな雑誌やパンフレットなどのアルザスワイン街道の写真に必ずと言っていいほど使われているユナヴィルの教会を見に行きたい。アルザスの中でも一番見てみたいと思っていたところだ。
リクヴィルとツェレンベルクの間にはグラン・クリュのブドウ畑が広がる。 ツェレンベルクの集落の外れから遠望するオー・クニグスブール城。
 駐車場を出てロータリーで左折、リボーヴィレ通りRoute de Ribeauvilléに入る。道の両側はグラン・クリュ(特級)のブドウ畑になり、前方には隣のツェルエンベルクの集落が見えている(左上の写真)。
 すぐにワイン街道に突き当たって左折する。もうツェレンベルクZellenbergの集落だ。あとで立ち寄ってみたいと思っているドメーヌもこのツェレンベルクにあり、集落の中心部へ入っていく道に案内板が立っていた。
 ツェレンベルクの集落を抜けると左手前方の山の頂上に昨日行ったオー・クニグスブール城が見える(右上の写真)。この先の道路の両側はすべてブドウ畑だ。
 緩やかに坂を下って左手にコウノトリ公園Parc des Cigognesの看板を見送るとユナヴィルの集落への分岐がある。集落の入口の「ユナヴィルHunawihr」の標識の下には3ツ花の標識がある。この村もフランスの美しい村に登録されている。
 コウノトリ公園の入口を過ぎると正面に教会が見えてくる。ただ下から見上げているので、パンフレットの写真のようにブドウ畑の中の教会といった感じには見えない。どこかいいところは無いかと探しながら集落の中に入っていく。
 さすがにフランスの美しい村に登録されているだけあって、狭い集落の中の道沿いには美しい木組みと花で飾られた家が建ち並んでいる。ところが肝心の教会に行く道が分からない。そのまま集落の中の道を上っていくとすぐに集落を抜けてブドウ畑になってしまった。Uターンしてもう一度集落に入っていく。少し下ると左手にフランス国旗が出ている建物(市庁舎)があって、その手前を右手に進むと教会がある。もう少しというところで道が工事中になっているではないか・・・。仕方ないので、左に曲がって教会の下を通る。途中に車を停めて教会の写真を撮るが、どうもパンフレットと同じような構図にならない。どこか教会と同じくらいの高さまでブドウ畑の中を上っていく道があるハズだ。
ユナヴィルで見つけた花一杯の農家。 ブドウ畑の中のフォルティフィ教会。
 回りを見回すと、さすがに花の村だけあってどこの家もきれいに花で飾られている(左上の写真)。少し先にブドウ畑の間を上っていく道を見つける。あの道なら良さそうだ・・・。果たして坂道を上っていくと、教会とユナヴィルの集落が一枚の絵のように見えてきた。そうそうこの構図だ(右上の写真)。教会の名前はフォルティフィ教会Eglise Fortifiée。直訳すると要塞教会だ。
まるで絵のような風景。
 車を停めて写真を何枚か撮る。教会と集落の感じがいい(上の写真)。さらに道を上って行って、教会を通り過ぎて振り返ってみる(下の写真)。両側のブドウ畑のブドウはまだ小振りで青々していた。
ユナヴィルの教会と集落を見下ろす。
 満足してユナヴィルを後にする。集落を出るところで左手の家の屋根にコウノトリの巣があって4羽が羽を休めていた。

ツェレンベルク Zellenberg
ドメーヌ・ジャン・ベッケー Jean Becker
 ユナヴィルから再びワイン街道に戻って、さきほど通ってきた道を引き返す。すぐにツェレンベルクの集落に入っていく。中ほどで案内板にしたがって左折して集落の中心部に入っていく。ゆるやかにカーブしながら坂道を上っていくと教会前広場Place de l'Egliseに出る。ここにも案内板があって、案内板に従って広場を横切って今度は下っていくと左手に目指すドメーヌ・ベッケー(左下の写真)があった。
 お店はオープンと書いてあるが、ドアが閉まっていて人気がない。車をお店の前に停めて様子を伺っていると、三人兄弟の弟フランソワ氏が出てきてお店を開けてくれる。門も開けてくれて車を中に入れるように案内してくれる。14:25到着、26.0km、26.5℃。
ドメーヌ・ベッカーのお店の建物。 店内の様子。
 お店の中は歴史を感じさせる作りで(右上の写真)、昔の写真やワインなどが展示されている。それもそのはずで、このベッケー家は1610年からこのツェレンベルクでブドウ栽培を行ってワインを作り続けてきた由緒ある家なのだ。
 早速お店でワインを試飲させてもらう。試飲とは言うものの普通のワイングラスにそれなりにきちんと注いでくれる。しかも数種類あるワインのそれぞれに何種類かのオススメがあるので、試飲したワインだけでも8種類もあった。
お店の前から塔の上のコウノトリを見る。 アルザスでもっとも一般的で、「アルザスの王様」とも呼ばれる辛口の白ワインのリースリングRieslingからはTraditionとGrand Cru Froehn GaecとGrand Cru Schlossbergの3種類、赤ワインの代わりにもなるトケイ・ピノ・グリTokay Pinot GrisからはGaecとGrand Cru Sonnenglanzの2種類、ゲヴルツトラミネールGewurztraminerからはGrand Cru PraelatenbergとGrand Cru Sonnenglanz Vendanges Tardivesを、そしてアルザス唯一の赤ワイン、ピノ・ノワールPinot NoirからはEngelreben de Riquewihr Eleve en fut de cheneを試飲させてもらう。ちびたにはリキュールをシロップで割った赤くて甘いジュースをもらう。美味しいらしく、ちびたは口の周りを真っ赤にしながらたくさん飲んでいた。
 どれも美味しいので迷ってしまうが、何種類も買っていくより、一番美味しかったものを何本か買っていこうということで、リースリングのGrand Cru Schlossbergを5本とトケイ・ピノ・グリのGaec Beckerを5本、さらにゲヴルツトラミネールGrand Cru Sonnenglanz Vendanges Tardivesと黒スグリのリキュール×1本の合計12本を買うことにする。お値段は送料込み(日通とドイツポストが選べた)でeuro241.30とちょっと高めだったが、自分たちで色々試飲させてもらって選んだワインだし、700ml×12本も持って歩くのはさすがに車とは言っても大変なので送ってもらう。
 すっかり満足してフランソワさんに見送られてお店をでると、教会の左手に見える塔の上にコウノトリがいるのが見えた(左上の写真)。フランソワさんが「ビッグ・ベビー」と言いながら笑っていた。
 後日談だがちなみにこのワイン、今年フランスを襲った猛暑のおかげで、いつまで経ってもぜんぜん届かず、あんまり心配になったので何度かメールでやり取りをした。お姉さんのマルティーヌさんが誠意を持って対応してくださり、ワインを出荷したあとには丁寧な手紙までいただいた。そのワインは8月23日にドイツのブライザッハBreisachのドイツポストから送られ、8月31日に無事到着した。アルザシアンらしい誠実さが感じられてとてもうれしくなり、またいつかセラーを訪れてみたいと思った。フランソワさんに見送られながら15:01にツェレンベルクを出発する。

ツェレンベルク〜コルマール〜バーゼル
7月14日のルートマップです。 まずはワイン街道にもどって、コルマールまで引き返す。グリンデルワルトまでは約250kmあるので、夕食に間に合うかちょっと心配・・・。当初の予定ではライン川を渡ってドイツ・フライブルクに立ち寄ってからスイスへ入ってバーゼルも見るつもりだったが、やっぱり無謀な計画だった。
 アンジェルアイムIngelsheimでD10号線から準高速のN415号に入る。すぐにコルマール市街の外周道路に突き当たる。市内に入るのとは反対に左折してコルマール市街の北側を西から東へと迂回する。
 青い高速の標識に従って入口へと走る。途中道路工事で車線が分からなくなっている交差点で間違えてストラスブールへ向かうN83号線の入口の方に行きかけたが、すぐに気づいてUターン。まもなくラートホフLadhof入口から高速A35号線に入る。
 すぐに次の25のフライブルク・コルマール出口を過ぎる(左下の写真)と、高速A35号線は交通量もぐっと少なくなり、両側が広大な畑になる。高速A35号線はまっすぐ南下しているので、真夏の日差しが容赦なくフロントウィンドウを通して照らしてくる。ハンドルを握る手はジリジリと音を立てて焼けるようだ。だんだんとガソリンの残量が気になりだしたが、ガソリン代の安いスイス国内までなんとか持って欲しいところだ。
高速A35号線に入って南下。一路バーゼルを目指す。 アルザス南部の中心都市ミュールーズMulhouseが近づくと高速A36号線と交差する。地図上は交差なのだが、実際はこちらの本線はそのままミュールーズやリヨンに向かうA36号線になり、バール(バーゼル)へ向かうA35号線は右に分岐していく。
 さらに南下していくとバール・ミュールーズ国際空港の標識が現れて空港出口が右に分岐していく。空港を過ぎてフランス側最後のサン・ルイSt-Louisの出口を過ぎると税関Douaneの標識が現れる。
 ここで問題発生。まこママのパスポートがない・・・。あれほど今日はスイスに入国するからパスポートをすぐに出せるようにしておいてねと言っておいたのに・・・。パスポートは後ろのトランクのスーツケースの中らしく、車を停めないと出せない。仕方ないので路側帯にハザードランプをつけて停車してスーツケースからパスポートを出す。
バーゼルの国境税関の様子。 高速の本線はそのまま税関のテントのような建物に吸い込まれていく(左の写真)。
 緑色の矢印に従って走っていくと、遠くで係員がおいでおいでをしている。係員の前で車を停めて、パスポートを提示すると、パスポートにはまったく目もくれず、「こんにちは。euro30ください。」と言いながらフロントウィンドウに黄色いステッカーを貼っていた。貼られたのはヴィニエットという高速道路を通行するための通行証のようなもので、スイスの高速道路を走るときにはこれを貼っていないと違反になる。とはいうものの、記念に持って帰ろうと思っていたので、剥がせなくなってしまって残念だった・・・。
 税関を抜けたところに駐車場があって、トイレもあるのでここでトイレ休憩にして一休みする。15:55到着、114.0km。大型バスのイギリス人の団体もやってきて同じように休憩していた。

バーゼル〜ベルン〜グリンデルワルト
 車を降りると、アスファルトからの照り返しでムア〜っという感じがする。ちびたも暑くてイヤになってしまったようでご機嫌斜めだ。トイレを済ませてから16:12に出発する。
 持ってきた地図では高速はここで終わりで、このあとバーゼル市街の北西部を迂回してドライローゼン橋Dreirosenbrückeでライン川を渡り、バート駅の北側で再び高速に乗るようになっているが、駐車場を出ると高速はすぐにトンネルに入る。地図ではまだ工事中になっていたがすでに一部できているようだ。
フォルタ広場で信号待ち。その向こうを路面電車が走っていく。 トンネルを抜けるとすぐに出口があり地上に出る。出たところはフォルタ広場Voltaplatzだ。道路工事中で交差点の信号を頭に少し渋滞していた。信号待ちをしていたら交差点を黄色い路面電車が通過していった(左の写真)。走っていたのはバーゼル市内路面電車(BVB Baseler Verkehrs-Betriebe)に乗り入れているBLT(Baselland Transport)の11系統の電車だった。広場の反対側にフォルタ広場Voltaplatzの駅が見え、そちらには1系統の緑の電車が停まっていた。
 交差点の先に高速の入口があり、スイスCHと、ドイツDのマークが書いてある。
 入口を入って進むとすぐにライン川を渡る。この橋は二階建てになっていて、上は一般道のドライローゼン橋Dreirosenbrückeで、その下に高速の橋を架けた形になっている。
 橋を渡るとドイツ国境方面に行く車線と分かれて大きく180°カーブして高速2号線に合流する。合流してすぐにバート駅の地下をトンネルでくぐる。トンネルを抜けると左手に国鉄の線路が寄り添ってくる。すぐにライン川を渡る。右手に遠く大聖堂の塔が見える。ライン川を渡りバーゼル市内に行く道と別れ、進行方向を東に向きを変えてルツェルン・ベルンの標識に従って走る。
プラッテルンのサービスエリアで給油中のまこた。 少し行くとサービスエリアの案内が出る。プラッテルンPrattelnのサービスエリアだ。もうガソリンが無くなりかけているのでここで給油していく。レストランや売店がある建物を通り過ぎて奥にあるBPのガソリンスタンドに行く(左の写真)。16:30到着、128.4km、なんと34℃。
 ガソリンは41.59リットル入った。フランクフルトからここまで437.7km走っているので燃費は10.5km/リットルだった。
 レジでお金を払う際にレジのそばに今使っている地図の最新版を見つけた。ねこたがやってきてアイスも買うというのでみんなまとめてカードで支払う。
 ガソリンが満タンになって一安心。車を駐車場に回してから後ろの席にいるちびたにねこたがアイスをあげると、ちびたは暑いから美味しそうに食べていた。16:37出発。
ベルン市内を通過する。ようやくインターラーケンの案内が出る。 プラッテルンの先でチューリヒに向かう高速3号線と別れて、高速2号線はバーゼルラントの緑いっぱいのゆるやかな斜面を上っていく。3.2kmの長いベルヒェントンネルBelchentunnelを抜けると一気に斜面を下って行き、オルテンOltenの西で高速1号線に入りベルンを目指す。
 のどかな田園地帯を130〜140km/hで突っ走り、ソロトゥルンSolothurnの手前でビールBielに向かう高速5号線と分かれるとベルンが近づき交通量が多くなる。シェーンビュールSchöbühlで高速6号線と合流するともうベルンだ。
 ベルン市街の東側を北から南に走り抜ける。ベルン・オストリンクBern-Ostringを過ぎるとようやくインターラーケンInterlakenの案内が出る(左上の写真)。
 トゥーンが近づくと後ろの席のちびたがぐずり始めた。さすがに長時間の移動は飽きてしまう。助手席のねこたが後ろの席に移動しておっぱいをあげるとようやく静かに眠った。暑いのと眠いのでぐずっていたようだ・・・。
高速8号線はファウレンゼーで一般道になりトゥーン湖畔を走る。 遠くからでもよくわかるシュトックホルンStockhorn2,190mが右手に見えてくるとトゥーンThunだ。前方には三角形のニーセンNiesen2,362mの均整のとれた山容が見える。
 高速6号線からトゥーンで名前を8号線に変えた高速はシュピーツSpiezを過ぎるとトゥーン湖が見えてくる。雲が多いが晴れているので湖面がきれいなエメラルドブルーに見える。まもなく高速が終わり一般道になり、湖畔に下りてくる(左の写真)。
 しばらく湖畔を走り、インターラーケンの手前ウンターゼーンUnterseenから再び高速になり、トンネルを抜けるとようやくグリンデルワルトの案内が出てヴィルダースヴィルWilderswil出口で高速を下りる。
 高速出口で右折すると晴れていれば正面にユングフラウがドーンと見えるハズなのだが、残念ながら中腹から上は雲の中だった。小さなヴィルダースヴィルの集落を抜け、もう何回も走って地元のようになった道をグリンデルワルトに向かう。
リュチーネンタールでBOBの列車とすれ違う。 ツヴァイリュチーネンZweilütschinenで右折すればグリンデルワルトまではあと12kmだ。
 リュチーネンタールLütschinentalでBOB Berner Oberland-Bahnベルナーオーバーラント鉄道の茶色い電車とすれ違う(左の写真)。この先ヘアピンカーブを一気に上り、ブルクラウエネンBurglauenenでBOBの踏切を渡って長い直線が終わるとグリンデルワルトの標識が現れる。右手のアイガーも雲の中だ。
 グルントへ下りる道を右に分けてホテルの間を上っていくとグリンデルワルトの駅前に出る。
 メインストリートにはたくさんの日本人がいてちょっと違和感を覚えるが、それよりも懐かしさのほうが強い。
 教会を過ぎて家並みが途切れ、右手にホテル・アルペンブリックを通り過ぎるとその先左手にホテルが見えてくる。18:24に到着、プラッテルンから157.2km、コルマールから285.6km、28.5℃。夕食には間に合ったがさすがに疲れた・・・。

グリンデルワルトの夜
 車から荷物を降ろして玄関に入っていくと、奥さんがにっこり笑って右手を差し出しながら出迎えてくれた。久しぶりに訪れた田舎のような感覚を覚える。
 チェックインしていつもの306号室に荷物を運び込むとホッとする。すぐにスタッフがちびたのベビーベッドを運んできてくれた。組立式のベッドを置いたら窓際に足の踏み場がなくなってしまった。
 19:00から夕食なのだが、到着が遅くなってしまったので間に合いそうにもない。荷物を広げて着替えたりしていたら19:00を過ぎてしまった。19:24から2階のレストランに行く。部屋の番号が書かれた札のあるテーブルにはちびた用の椅子も用意されていた。ハーフペンションなのでビールとワインそれに炭酸水を頼んで待っていると、給仕係のおばさんがちびたのために積木を持ってきてくれて少し相手をしてくれた。
まずはスープで始まる。 サラダは自分で取りに行くビュッフェ形式だ。
 まずはスープが運ばれてくる。今日のスープは透明な野菜スープかき混ぜた卵入りKlare Gemüsesuppe mit Eierstich(左上の写真)だ。次のサラダはビュッフェ形式Salat vom Buffetになっていて、自分で好きなものを取ってくるようになっている(右上の写真)。
今日のメインはビーフステーキ。 美味しいアイスのデザートだ。
 今日のメインはジューシーな猟師風ビーフステーキにカリフラワーとポテトフライ添えSaftig grilliertes Jägerschnizel vom Rind, Blumenkohl "Mimoza",Twister-frites(左上の写真)、そしてデザートはフルーツカクテルとアイスクリームFruchtsalat mit Eis und Rahm(右上の写真)だった。やっぱりこのホテルの料理は最高だ。とても美味しい。
 ちびたはなかなかおとなしくしていることができずにねこたの手を煩わせている。どうしても長い時間椅子に座っていることができない。途中ですっかり飽きてしまい、テーブルの上の積木を投げてしまう。まわりのテーブルのお客さんたちは嫌な顔をせず、笑ったりしてちびたの相手をしてくれるので助かる・・・。
部屋から見たアイガーの夕焼け。 20:30に夕食が終わる。先に食べ終えたまこママがちびたを連れてホテルの玄関前の芝生に遊びに行ったので様子を見に行くと、すっかりご機嫌になったちびたは芝生の上で楽しそうに遊んでいた。
 3人をホテルに残して駅前の日本語案内所にある自動両替機に両替に行く。20:37出発。
 20:40、COOPの駐車場に到着、158.7km、25.5℃。原因は分からないが自動両替機は使えなかった・・・。両替は明日することにしてホテルに帰る。20:43出発、20:46ホテル到着、160.2km、24.5℃。
 部屋に戻ってちびたと一緒にシャワーを浴びるとようやく夕日が沈み、アイガー山頂にかかる雲がピンク色に染まっているのが見えた(左上の写真)。明日も晴れてくれるかな・・・。洗濯をして荷物や明日のハイキングの準備をして23:00に就寝。

第3日目走行距離:285.6km

翌日へつづく翌日へ。前日へ前日へ。


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