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ハネムーンイタリアスイス

第5日:1995.07.06(木)
今日の行程:フィレンツェ滞在・市内観光(泊)

作成日:2000.04.01(旧)
2002.01.19(改)


アカデミア美術館 Galleria dell'Accademia
ダヴィデ像。これのコピーがシニョーリア広場とミケランジェロ広場にある。 今朝は曇っている。ゆっくり8:00頃起床。毎日たくさん歩いているので二人ともかなり疲れてきている。
 1階の朝食堂でゆっくり朝食を摂ってから10:30ごろ出発。今日はまずアカデミア美術館に行く。シニョーリア広場からカルツァイウォーリ通りを通ってドゥオーモ広場へ。洗礼堂と大聖堂の間を通って裏通りといった感じのリカソーリ通りVia Ricasoliを歩いていく。
 アカデミア美術館の前にはウフィッツィ美術館ほどではないが少し列ができていた。少し待って中に入る。建物に入って右手で入場料(L12,000×2)を払う。廊下を進むと廊下の両側に向かい合うように四つの「奴隷像」が並んでいる。奴隷像は教皇ユリウスU世の墓碑を飾るためにミケランジェロの工房で作り始められたが、墓碑が完成しなかったために奴隷像も未完成のままになっている。
 その廊下の突き当たりの円屋根の下に「ダヴィデ像」(左の写真)は立っている。引き締まった筋肉の描写が美しいこの裸像は1501年から3年の歳月をかけて創られたもので、1887年までシニョーリア広場のヴェッキオ宮の前に立っていた。
 アカデミア美術館には他にもボッティチェリやギルランダイオなどのフィレンツェ派の絵画も展示されている。

メディチ家の礼拝堂 Cappelle Medicee
メディチ家の礼拝堂。外観に比べて中は豪華。 アカデミア美術館を見学している間に雨が降ったらしく、外に出てきたら道路が濡れていた。にわか雨のようらしい。帰りはバールやレストランが並ぶサン・マルコ広場からバスが走るカヴール通りVia Cavourを歩いて戻ってくる。
 途中通りに面したメディチ・リッカルディ宮の中庭をのぞいてからメディチ・リッカルディ宮の先を右に曲がってサン・ロレンツォ教会のところに出る。教会の前の広場やそこからメディチ家の礼拝堂の入り口の間の通りには屋台が出ていて、屋台ではお土産やTシャツに毛皮のコートなどが売られていた。
 礼拝堂の入り口で入場料(L10,000×2)を払って中に入る。階段を登ると「君主の礼拝堂」で、八角形の礼拝堂(左の写真)の中は色大理石で飾られた歴代のトスカーナ公の棺があり、その上には大きなブロンズ像が立っている。天上には色鮮やかなフレスコ画が描かれている。
 君主の礼拝堂から廊下の奥に進むとミケランジェロが設計した「新聖具室」がある。16世紀に造られたこの部屋にはウルビーノ公ロレンツォとネムール公ジュリアーノの二つの墓が向き合っていて、ロレンツォの棺の上には「夕暮」と「曙」、ジュリアーノの棺(左下の写真)の上には「昼」と「夜」と題した擬人像が載っている。ここはストロボ禁止で、間違ってストロボを焚くと係の人に厳しく注意される。
ネムール公ジュリアーノの棺。「昼」と「夜」の擬人像が横たわっている。 1階に下りると、メディチ家の人々の遺体を納めた石棺や王冠などが展示されている。わきには絵葉書などを売っている売店もある。
 このあと、礼拝堂の前から路地の間にサンタ・マリア・ノヴェッラ教会を見ながらフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に向かう。

ミケランジェロ広場 Piazzale Michelangero
 サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の構内にある指定券売り場(正面から入って左奥)に行き、手書きのメモを見せてミラノ〜ブリークまでの列車の座席指定券を買う。旅行代理店の手違いでこの区間だけ指定券が予約されていなかったためだ。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の指定券売り場は日本の銀行の窓口方式で、最初に番号が印刷された紙を取って待ち、自分の番号がきたら指定された窓口に行く仕組みだ。
 無事に指定券を買えたので次はミケランジェロ広場に行くことにする。まず駅構内のタバッキ(キオスクのような店)でバスの切符(一人一回L1,400/60分有効)を買ってから駅前広場のバス乗り場に行き、インフォメーションで時刻表付きの路線案内をもらう。それを見ると、ミケランジェロ広場へは12番と13番のバスが20分毎にサンタ・マリア・ノヴェッラ駅〜ポルタ・ロマーナ〜ミケランジェロ広場〜グラツィエ橋〜カンポ・マルテ駅〜サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(13番は逆回りだが、グラツィエ橋〜サンタ・マリア・ノヴェッラ駅のルートが12番と違う)を循環している。
 次のバスは12番が14:02発だ。バスに乗るときに刻印機でチケットに使用時間を刻印してからオレンジ色のATAFのバスに乗る。バスはアルノ川を渡って対岸へ。ポルタ・ロマーナ(ローマ門)からはくねくねと山道を登って行く。駅から15分くらいでミケランジェロ広場に到着する。
ミケランジェロ広場からのフィレンツェの街の眺め。ジョットの鐘楼からの眺めも素晴らしいが、ここからのフィレンツェの街はまるで絵を見ているようだ。
 広場には大きな花壇と噴水があり、中央にはダヴィデ像のコピーが立っている。広場からはフィレンツェの街が一望できる(上の写真)が、今日は曇っていて少し霞んでいるのが残念だ。絵のようなフィレンツェの街を何枚も写真に撮ってから帰りは15:03発の13番のバスで来たときと同じルートでサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に戻る。 

ドゥオモ Duomo(Santa Maria dell Fiore)
ドゥオーモのクーポラの上から見たフィレンツェの街。
 サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からパンツァーニ通りを歩いてドゥオーモ広場に行く。広場に面した両替所で両替してから同じ並びのカフェ「ロンドRondo」のオープンテラス席でラザニアとアイスレモンティーで遅い昼食にする。ここのラザニアはとっても美味しかった。
 食後にドゥオモの中に入る。別名花の聖母大聖堂と呼ばれるドゥオモの中はとても広くて天井も高い。13世紀に建築が始まり、ブルネレスキが大クーポラを完成させたのは1436年。
 中に入ると左手に「傭兵隊長ニコロ・ダ・トレンティーノ騎馬像」と「傭兵隊長ジョン・ホークウッド騎馬像」の2つの大きな絵が並ぶ。中央には主祭壇があり、マイアーノ作の十字架像がある。主祭壇の上が大クーポラで、内側にはヴァザーリやその弟子たちによる「最後の審判」が描かれている。
 右側の側廊から入場料(L8,000×2)を払って436段の階段を登り、クーポラの屋上に上がることができる。屋上の上からは昨日行ったジョットの鐘楼が目の前に見えて(上の写真)、その向こうにオレンジ色の家並みが連なっている。反対側ではサンタ・クローチェ教会が晴れ間から差し込んだ太陽の光を浴びて輝いて見えていた。

ドゥオーモ→ホテル
夕陽に輝くサン・ミニアート・アル・モンテ教会。 ドゥオモからホテルに帰る途中、「ブルネレスキBrunelleschi」というお店に寄って両方の実家のお土産を買う。
 ホテルに戻って夕食まで少し休憩する。外は暑いが部屋の中はアルノ川を渡る風が吹き込んできててても涼しい。だいぶ晴れてきて、ミケランジェロ広場のそばのサン・ミニアート・アル・モンテ教会の白いファサードが夕陽を浴びて金色に輝いていた(左の写真)。
 夕食に再び出かける。レストランを探しながら、ベルトを買おうとウフィッツィ美術館のそばの皮革の店「ミ・モ・ダMi.Mo.Da」に寄るが、残念ながら閉店(19:30)間際でほとんど見ることができなかった。
 ホテルのそばに総菜屋Rosticceria「ジュリアーノGiuliano」というお店を見つける。ラザニアやトマト料理やコロッケなどとワインを買いこんでL20,855(=約¥1,200)とめちゃくちゃ安い。ホテルに戻って二人で窓辺にテーブルを持っていって夕暮れが迫るアルノ川と中空に輝き出した月を見ながら夕食を食べる。

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